河北町いもこ列車
ええっと、温泉に浸かって、さくらんぼが食べたくなりましてな。山形に来ましてん。

で、ちょちょっと朝の散歩ですわ。近所の公園をぶらぶらしてますねん。皆さん、ゲートボールをお楽しみですわ。

ををっと、何やあれは!?。ナローの台車やんか。なんでこんなところに置かれてますのやろ。

よし、ちょっと探検してみましょうか。

あら、これはこれは。ナローの線路が敷かれてまっせ。見事に一直線ですな。
向こうに、何やら小屋みたいな建屋が見えますな。
行って見ましょう。

建屋の横には「ヨ」が置かれてますわ。
一見、ただの「ヨ8000」なんやけど、 床下には廃材やら切り株やら。わんさかと積んでありますねん。

いったい何に使うのでしょう?芋煮会の燃料にでもするんでしょうかな。

時刻は9時45分、謎の「ヨ」の前に「河北町」と書かれた自動車が現れます。

手際よく柵を設置、看板を移動、そしてシャッターを開け始めます。
何が入ってるのかな。おや、なにやら黒い物体が見えますな。

次に線路に巻上機を設置。で、その謎の黒い物体にロープを繋いで、えっさっさえっさっさ、とハンドルを回します。
何やら引っ張り出しているようです。
おお、おお、おお、出てきましたでぇ。
蒸気機関車ですがな。

「ヨ」のデッキからパチリ、パチリ。
機関車は静かに、ゆっくりゆっくり、その全貌を現します。

晴れてたら順光なのになぁ。。

全部出ましたな。Cタンクですな。赤い足回り、赤いナンバープレート。なかなかお洒落ですわ。

それより、煙突の形が独特ですな。芋みたいな形をしてますな。
山形の皆さんが大好きな、芋煮にあわせて山芋の形にしたんでしょうか。

おや、案内がありますな。奥羽線の神町まで走っていたそうですわ。

煙突が太く大きくなっているのは、火の粉飛散防止のための覆いなんですなぁ。
これが「芋子」に似てることから、「いもこ列車」と呼ばれていたそうですわ。

運転は年6回。祭りにあわせて運転するんですな。
時間は13:00から15:00。車庫から出して3時間ほどの入念な準備ですわ。
つまり、この間、撮り放題。 じっくり撮影したい方には、動き始めてからより、この時間帯が何かと好都合らしいですわ。
機関車を観察してみましょう。大きな製造銘板ですなぁ。それも7角形。ええっと、あんごろ、ふらんこ、・・

それより、「台糖」の羽根マーク、かっこええなぁ。台湾にいたんですな。 その下の「湖」って何でしょうな。渓湖糖廠かな?

ここで、「ヨ」の床下に積んであった廃材を取出し、え?。なんと機関車の燃料だったんですわぁ。
やがて芋煙突からもくもくと煙が上がります。あとは運転を待つばかり。
そうこうするうち、近所の親子連れが通りかかります。やっぱり、蒸気機関車は人気ありますな。
親:「動くのは1時からよ」
子:「ここでずっと待ってる〜」
親:「だめ、一度帰りますよ」
子:「いやぁ〜ん、ずっといる〜」
こんな会話を2回聞きましたな。

子供さんの気持ち、わかりまっせ。でも、ま、お昼ごはんはちゃんと食べようね。
何て、言っていながら、なんと、私も諸事情により急遽移動することに。
午後には戻って来ると決意しつつ谷地を後にするも、復帰かなわず断念。いやぁ、残念無念。 今度は動くところを見てみたいものですわ。

次は9月20日ですな。


保存鉄道の概要
 車両:機関車  C型タンク式蒸気機関車 
         昭和23年(1948年)Anglo-Franco-Belge社(ベルギー)製造
         元台湾製糖工場347号
 路線:延長約100m 軌間762mm

 運転日:平成21年4月3日、5月5日、6月7日、7月12日、9月20日、10月18日
 時間:13:00〜15:00 本番直前に試運転あり
 料金:無料
    120cm以下の子供の乗車は大人の同伴要
 交通:バス便:  
    山形交通:荒町南下車
     山形駅8:07→寒河江8:55→荒町南9:13
     山形駅10:07→寒河江10:55→荒町南11:13
     山形駅12:07→寒河江12:55→荒町南13:13
     荒町南13:54→寒河江14:15→山形駅14:58
     荒町南15:44→寒河江16:05→山形駅16:48
     荒町南16:44→寒河江17:05→山形駅17:48
    河北町営バス:河北中学下車
     さくらんぼ東根駅10:37→河北中学11:02
     さくらんぼ東根駅13:32→河北中学13:57
   タクシー:奥羽線さくらんぼ東根駅より 20分 3000円 
        天童駅より 30分 4000円 
 参考:山形県河北町 
平成21年7月12日撮影
[電鉄倶楽部 大阪]