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ええっと、兵庫県尼崎市に来てますねん。で、なぜか、沿岸部の工場地帯を散歩してますねん。
お?何や、工場から妙な線路が横切ってまっせ。ちょっと覗いて見ましょうか。ええっと、軌間を測ってみましょう。靴のサイズの2倍半弱・・か、どうやら762mmのようですわ。
ま、工場やし、守衛さんに挨拶しときましょ。写真撮ってもええですか?おおきにです。
[地図]
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線路は工場の中に続いてます |
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かなり奥まで延びてますな | |
ちょん切れた線路も |
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おお、奥のほうから、「ぱぉん」「ぱぉん」と、何やら聞こえてますな。象でも鳴いとるんかいな。いや、ここは印度とちゃうねんで。
おお、緑色のが、ちらっと見えましたで。おお、来た来た。出てくるわ。
カメラカメラ。
機関車や、機関車や。セミセンターキャブ、二軸、DLのようですな。
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踏切で一旦停止 |
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わ、踏み切りのところで停まったわ。パシ、パシ。おや、手動で信号を切換えてまっせ。はい、安全確認。 をを、道路を渡り出しましたわ。
はい、パシ。パシ。ええでええで、順光や。車番は「No.1」みたいですな。
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珍しい貨車を牽いてますなぁ |
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お、おい、何や、何や。えらい、けったいなんが出て来ましたで。
森林鉄道の運材列車が切り株を運んでいるところみたいですな。
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何や?これは? |
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大仏さんの耳詮ちゃうか | |
連結器は棒なんですな |
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機関車は「No.4」ですな。「No.1」と似てるけど、リベットが少ないし、細部が違いますな。 推進運転で工場の奥へと入って行きますわ。 腰部に「濱本ジェネラルコーポレーション」の文字が見えますな。
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濱本さんの機関車なんですな |
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単機が出て来ましたわ。今度は「No.2」ですな。運転台の下の越部に開閉蓋があったり、銘板の位置が違ったり、それぞれ、細部に違いがあるみたいですな。
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「No.1」よりリベットが少ないかな |
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また単機が出て来ましたわ。今度はL型の機関車ですわ。「No.6」ですな。ボンネット周りに通気穴があったりして、少し古い感じがしますな。次は前側から、順光で撮りたいですなぁ。
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カエルみたいで、カワイイィ |
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お、「No.4」が無蓋車を押して出てきましたで。あれれれ、さっきと機関車の向きが逆になってますな。
長いほうのボンネットには赤い銘板が見えますな。「MJK」松山重車輌工業製なんですか。
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牽いてまへん、押してますねん |
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さて、もう少し海側へ歩いてみましょう。こっちにも踏切があるみたいですな。行って見ましょう。
おお、「No.1」が入換をしてますわ。南北の工場間を行ったり来たり。 貨車も積荷もユニークですなぁ。
[地図]
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工場地帯らしい踏切ですわ |
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16mの長尺車ですな | |
運材台車みたいですな |
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公道から構内の軌道が見える場所がありますねん。でも、ここは企業の工場内ですねんわ。たとえ公道からであっても、生産現場とか、建屋の中とかは、遠慮しときましょ。
[地図]
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積荷は、サトウキビ、とちゃうねんで |
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ここから運河を越えて大阪へ向かう高架道路からも、ちょちょっとだけ見えますねん。 この道は関西空港行のリムジンバスも走ります。運がよければ印度へ行く途中に、こんなシーンが見られるかもですな。な、何で印度やねん?
[地図]
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ん〜ん、乗りたい〜ぃ |
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尼崎のナロー探訪記、いかがでしたか。重工業の街尼崎には専用線や引込線、構内軌道も数多くありました。しかし、ほとんどが姿を消してしまい、公道から見られるのはここだけになりました。当然のことながら、運転は工場の稼動日のみ。休日や連休中は動かんと思うたほうがええでしょうな。運転頻度は生産の状況によります。いつ出てくるかわからない機関車を気長に待つのも、楽しみ方かもしれませんね。
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リンク
構内軌道を運行している会社のホームページを紹介しましょう。軌道の写真も出ています。
・(株)濱本ジェネラルコーポレーション
軌道車壁紙とペーパークラフトも配布しています。 |
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念のために・・
私企業の構内軌道であるにもかかわらず、愛好家に対して好意的に対応頂いています。これからも楽しく撮影、見物できるように、節度ある撮影をお願いします。
◆工場入口の踏切で、守衛室に挨拶をしておきましょう。
◆超望遠レンズで工場奥を覗くような撮影は控えましょう。
◆たとえ公道から丸見えであっても、建屋内や生産現場、従業員などの撮影はNGです。
◆駐車場も含めて、企業の敷地内へは入らないようにしましょう。
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平成23年7月6日(ナローの日)記 |