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■菊池電車 |
令和6年10月23日(水) <<前のページ 次のページ>> |
え?菊池電車?何や何やそれ?
はい、ええっと、熊本電鉄って今は御代志が終点ですねんけど、ほんまはまだ13キロほど先、温泉で有名な菊池まで延びてたんですわ。
でも、昭和61年2月に御代志~菊池間を廃止してしもうたんですわ。今回はその廃線跡のうち、菊池のあたりを見て来ましてん。
こんな感じですわ。
昭和36年の時刻表です。 ※1)
熊本の藤崎宮前から菊池まで所要60分、30分毎に電車が走ってます。琴電みたいな感じですな。
こんな電車が走ってましてん。昭和57年2月の撮影です。
このときは車庫で撮らしてもうただけで、乗ってへんのですわ。いやあ、後悔後悔後悔。
さて、菊池駅があったところはバスターミナルと商業ビルになってました。
駅の面影もありまへん。[地図]
菊池を出て300メートルほどの所から線路跡の細長い空地が現れます。
リアルな廃線跡ですなぁ。[地図]
おおっ?これは!
踏切の渡り板の一部ですな。これは貴重ですわ。
線路跡の空地は100メートルほど続き、民家の敷地を通り抜けて歩行者道になります。
[地図]。
歩行者道は100メートルほどで国道の拡幅部分へ吸い込まれてしまいます。
[地図]
ここから深川駅、広瀬駅までは国道に一部になっていて鉄道の面影はありません。
広瀬を過ぎて丘を登り始めると国道から線路跡が分岐して行きます。
[地図]ええ感じですなぁ。
ここから正しい線路跡が続きます。菊池方を振り返ってパチリ。
どんどん行きましょ。
じわじわと丘を登って行きます。
茶色いバラストも残っています。
ん~、ここから先はちょっとしんどいかな。
ま、無理はせずに引き返しましょう。
おお、今も走ってたら、ええ撮影場所になってたかな。
と、言うわけで、ちょっと走ってもらいましょう。
国道から見下ろしてみましょう。おおええ感じ。
[地図]俯瞰の名所になっていたかもですなぁ。
丘を登り切った付近からは平成10年以降の圃場整備のため、線路跡は消滅しています。
富の原駅付近では農道の一部に化けています。
[地図]
そして線路跡は富の原から再び国道の一部に吸い込まれます。
更に進み、泗水の街に入ると遊歩道になっています。
遊歩道の下をくぐる用水路に当時の遺構を発見。鉄道時代の暗渠ですな。
[地図]
泗水駅跡は孔子公園と公民館に化けています。
泗水を過ぎて高江の手前、合志川を渡るところまで遊歩道は続きます。
[地図]
合志川を渡って高江駅跡へ到着。駅舎があったところはバス停の待合所になっています。
待合所に貼ってある住宅地図に注目。
合志川橋の左の斜めに架かっているのが鉄橋跡なんですわ。鉄橋跡を歩道橋として使っていたんですな。残念ながら平成20以降に撤去されています。地図で薬局になっているところが線路跡です。薬局は盛業中ですが隣の泗水タクシーも電器店も今は廃業しています。
菊池電車廃線巡り、今回はここで時間切れとなりました。続きはまたの機会にしましょ。
菊池~桜川バスターミナル~熊本駅の熊本電鉄バス便は概ね30分間隔、約1時間半所要、1040円です。
[バス便]
打上げは桜川バスターミナル3階の但馬屋さんでしゃぶしゃぶ食べ放題!
乾杯!
ではでは~♪
※1) 日本交通公社時刻表復刻版 昭和36年10月号
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