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羽後交通横荘線
令和4年6月16日(木)
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ええっと、秋田県の羽後交通バス、元々は鉄道会社やったんですわ。横荘(おうしょう)線と雄勝線、2路線を運行していましてん。で、その横荘線の痕跡を探しに来ましてん。

横荘線の横は横手、荘は本荘なんですな。つまり、奥羽線の横手から羽越線の羽後本荘までを結ぶつもりやったんですな。東側は横手から老方まで、西側は本荘から前郷までできてたんでわ。今は東側は全部廃止になってます。西側は国鉄矢島線になり、今は由利鉄になって残ってます。
こんな感じですかな。


で、今回は老方から二井山までの線路跡を通ってみましょう。この区間は昭和28年に廃止されてます。

老方駅は今の由利本荘市東由利町にありましてん。跡地はグループホームになっています。[地図]
では、横手行、発車~。

出発してすぐの線路跡。ええ感じのカーブと勾配ですなぁ。でも、この道、250メートルほどで途切れてしまいます。
この先、石沢川を渡っていた鉄橋の両側は長い築堤になっていたんですが、昭和50年頃に圃場整備されて、完全に消滅しているんですわ。

川を越えると農道になって残っています。[地図]


おお、あれは?
鉄道の橋脚ですな。水路をまたぐ橋梁の横手側の橋台だけ残っているんですな。[地図]


ここからは舗装道路となっています。カーブと勾配が線路の雰囲気を残していますなぁ。[地図]


おおお、トンネルが見えてきましたで。笹倉トンネルですな。


ちょっと休憩。トンネルで沸いた水を汲めるようになっています。[地図]


ささ、トンネル通って見ましょ。拡幅されていて、内壁が鉄板で補強されていますな。


笹倉トンネルを抜けたところでパチリ。


どんどん進みましょう。道がだんだん狭くなってきましたで。ちょっと廃線跡っぽくなりましたな。[地図]


ここでちょちょっと、空想。もし本荘まで開通していて、今も走っていたらこんな感じですかな。

撮影名所になっていたかも・・ですな。

浮蓋駅を過ぎると、浮蓋トンネルが現れます。


浮蓋トンネルを抜けると、横手市に入ります。
道路は砂利道に。さらに廃線跡っぽくなります。


ここ、一応、県道なんやけどね・・ちゃんとした廃線跡になりましたな。


浮蓋トンネルから2.5キロほど、砂利道を進みます。
そして、三つ目のトンネル、金屋トンネルに到着。[地図]


うわ、これは、まさしく、鉄道トンネルですな。


続けて御岳トンネルに突入![地図]


真ん中のへんが補強されていますな。


御岳トンネルを抜けると舗装道路になります。

あら。

でも、前進あるのみ!

あらら。


こ、これは通れませんな。ちょちょっと迂回してさらに進みます。

ちゃんとした廃線跡が現れました。[地図]


さてさて、この先はいよいよ最後のトンネル、二井山トンネルですわ。

あらららら。

ん~。でも、前進あるのみ!

あらららららら。

線路跡が沼になってますわ。これは通れませんなぁ。

仕方がないので迂回してトンネルの反対側へ行ってみましょう。[地図]

あらららららららららら。


と、言うわけで、二井山トンネルは通れませんでしてん。

二井山から横手までの区間は、大半が広い道路に化けていて、辿ることができます。こちらもいつか回ってみたいもんですなぁ。

老方~二井山間は12キロあります。途中は山の中で自販機もありません。特に自転車や徒歩で行かれる際は計画的に行ってくださいね。

もう一方の雄勝線の方は線路跡はほぼ消滅していますが、嬉しいことに電車が残っていますねん。
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ではでは~♪
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