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ありますわ!有馬線
令和5年5月30日(火)
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ええっと、有馬線へ来てますねん。
え?それどこやどこやって?。これ見てくださいな。昭和17年の時刻表ですわ。 (※1)



福知山線の三田から有馬温泉まで走っていた12キロほどの支線なんですわ。昭和18年の6月末をもって廃止になっています。80年前なんですなぁ。
でも今でも線路の痕跡がかなり残っているんでっせ。ま、ちょちょっと探検してみましょ。
まずは、有馬駅跡へ行ってみましょう。神鉄の有馬温泉から温泉とは反対の方へ10分ほどですわ。
はい、到着。あら、何も、ありませんでえ。

いやいや、有馬線は何もありませんって、いきなり定番のダジャレでスタートですなぁ。どうやら、温泉ホテルを建てる予定が中断しているみたいですな。
[地図]
さあ、三田まで、出発!うわ、いきなり竹藪で行き止りですわ。


反対側へ回ってみましょう。うわ、こっちはえらい立派な道路に化けたもんですな。

んん?橋桁の下に何やら見えまっせ。行ってみましょう。

おお、あれは何や。橋脚の先端ですな。


あら?何かありまっせ。


ふむふむ、なるほど。

道路を作ったときに橋脚を撤去したんで、ちょこっとだけ記念に残してあるんですな。
[地図]
ここからしばらく線路跡は広い道路に化けています。山口ジャンクションを越えると、それらしい路地になっています。

道幅とカーブが線路っぽいですな。[地図]
この付近は平成3年頃に宅地造成した際に、線路跡をほぼそのまま道路に活用しているんですわ。
線路跡の路地は病院に突っ込んで一旦途切れます。そのちょっと先の住宅地から再び路地となります。

[地図]

山口中学付近で線路跡は路地から左へ離れ緑地内へ。有馬川の鉄橋があったところには人道橋が架かっています。鉄橋の跡などは何も残っていません。川を渡って再び路地となり、旧山口村の集落へと続きます。

[地図]
歩道橋から、パチリ。カーブがええ感じや。

[地図]
有馬口駅跡へ着きました。あら?ステーションホテル?

[地図]
駅跡から村内へ通じる道に小さな橋が架かっています。その名も「駅前橋」なんですわ。

この橋、昭和50年代に架けなおしているんですが、名前は駅前橋のままなんですな。[地図]

さらに線路跡の路地は続きます。

[地図]
この先、高速道路のインターチェンジに突っ切んで線路跡は途切れます。インターチェンジの反対側へ回ってみましょう。
おお!何や何や。これはすごい、すごいのあるでぇ。立派な築堤が残っていますなぁ。

[地図]

登ってみましょう。ほう、線路みたいや。


線路をくぐる所も、きれいに残っていますわ。

[地図]
いやぁ、今にも列車が走って来そうな築堤ですなぁ。

[地図]
せっかくなんで、列車に走ってもらいましょう。

ほんまに走らせてどないすんねん。

もう少し進みましょう。第二名神を越えたあたりへ。いかにも線路跡っぽい、細長い空地が続きます。

[地図]
お、何やこれは?ええっ?国鉄って!

[地図]

線路跡は民家の隙間を抜けて自動車修理屋さんの裏に続きます。

[地図]
ここで県道15号へ突き当り、ここから県道38号までの300メートルほどは昭和58年頃に農地の圃場整備が行われて、線路跡は無くなっています。
県道38号を越えて再び線路跡が現れます。

[地図]
おお、これは。水路を発見!


ええ感じですなぁ。ちゃんとした廃線跡ですわ。

[地図]

さて、そろそろ新道場駅ですわ。有馬の方を振り返って、パチリ。

[地図]

新道場駅の北側に架かっていた有野川の橋梁跡。

[地図]

神鉄道場駅の東側には掘割が残っていますが、宅地造成で消えようとしています。



[地図]

国道176号と旧道との間に少しだけ築堤が残っています。

[地図]

ここでちょっと休憩。焼肉八景さんで、ランチタイム。

三田までまだ2駅ほど残っているんで、ビールはお預けですな。
[地図]

さて、探索再開。長尾川を渡った先から500メートル程、川沿いを走っていた区間は森に戻っていて、探索は無理ですな。ちょっと戻って反対側へ回ります。
月見橋のあたりに、少しだけ築堤が残っているところがあります。

[地図]
ここから塩田駅を経て武庫川までは昭和55年頃に農地に転用され、線路跡は消滅しています。塩田駅のあった所は住宅になっています。ここのおうちです。[地図]
さて、武庫川まで辿り着きました。三田まであと少しですな。ちょっとジャンプして、この先を眺めてみましょう。ショワッチュ!

おお、ソーラーパネルが置かれているところが線路跡ですな。その先で福知山線と合流しています。

武庫川の三田側へ回ってみましょう。ちょこっとだけ築堤が残っています。

線路を潜っていた水路の抗を発見。

[地図]

福知山線との合流地点を、パチリ。

[地図]
ここから先の線路跡は、福知山線が複線化された時に下り線に転用されています。

三田に到着。探検終了。いやぁ、歩いた歩いた。
最後に福知山線の電車に乗って帰ります。車窓から有馬線の線路跡を眺めましょか。


ではでは~♪


※1:日本交通公社、昭和17年11月号(時刻表復刻版)
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