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■屋久島のんびり鉄 |
令和4年12月 <<前のページ 次のページ>> |
いえね、屋久島に来てましてな。島で2番目に大きな町、安房(あんぼう)というとこで、ぼーっと滞在してますねん。大きい言うても人口千人くらいなんですけどね。県の庁舎があって、それなりに栄えています。ちょっとしたスーパーもあります。
いや、完全なレジャーなんですわ。のんびりしようかと。たまにはそんなんもええかなってね。
と、言うわけで、うどんを、ずるずる~。
このあたりはトビウオの蒲鉾が乗ったうどんが名物らしいですな。
ささ、一応、鉄分も補給しときまひょか。と言うわけで、屋久杉自然館、言うとこへ来ましてん。
[地図]
前庭に森林鉄道の保存車両がありますねん。
で、ちょっと館内を見物。
お?森林鉄道の写真パネルが展示されていますな。
わ、何やこれ。除雪車やんか。
と言うわけで調べてみましょう。ええっと、写真提供は「屋久島森林生態系保全センター言うとこですな。
ありました、ありました。ここに記事が出ていますわ。「洋上アルプス」
こちらの3ページに載ってます。昭和35年頃のようですな。
さてさて、せっかくなんで、森林鉄道の線路が見えるとこへ行ってみましょうか。安房に一ケ所だけあるんですわ。確かええっと、松峯大橋の近く、この辺かな。
[地図]
あったあった。ここやここや。あら?何やらゴトゴト音が聞こえまっせ!
お? ん? 何か来たで。
おおお、貨車が下りて来ましたわ。はい、カシャッ。
森林鉄道では下り坂は滑走して降りて来るんですわ。
と、追うことは、もうちょっとしたらモーターカーが来るはずですわ。
はい、来た。
後ろもパチリ。
何か、のんびりレジャーで来たはずやのに、えらいことになって来ましたで。苗畑の駅へ行ってみましょう。
おお、ええ感じですな。
[地図]
枕木が積んでありますな。奥にはレールも。
あ、さっき走ってきたモーターカーと貨車が停まってますわ。
乗って見たいなぁ。
屋久島電工は安房川の上流に水力発電所を持ってますねん。ここ苗畑から森林鉄道を使うて、作業員と資材を積んで発電所へ通うているんですわ。
さてさて。せっかく屋久島に来たんで、焼肉にしましょか。安房には1軒だけ、ええ焼肉屋さんがありますねん。
れんが屋さん、地元の方々で大賑わいでしたわ。
[地図]
さて、屋久島と言えば、ちょっと山へ登らんとあきませんな。宮之浦岳、言いましてな。標高1,936メートル。九州で一番高い山なんでっせ。霧島とか高千穂とか阿蘇山とかより高いんですわ。
でも、頂上まではよう行きませんので、ふもとまで行って、軽くハイキングするんですわ。
と、言うわけで、荒川登山口へ。ここは森林鉄道の荒川駅があって、線路が敷いてあります。ここから軌道を歩いて山へ向かいます。
[地図]
それ行け~。しゅっしゅっぽっぽっ、しゅっしゅぽっぽっ。
ええ感じですなぁ。ぽっぽー。
軌道敷は正式な登山道ではないので、列車に気ぃ付けて行かな、あきまへんで。ま、めったに来まへんけどね。
え゛?
列車来たし。
聞いて見ると、対岸でちょっと作業して、一旦荒川へ戻る、とのこと。
びゅわー。
おお、戻ってきた。格好ええやん。
あら、モーターカーも戻って来ましたで。
機関車と貨車がもう一度山へ向かいます。
おや、何やら入換が始まりましたで。もう一両出て来ましたな。
資材を片付けるんで、いっぺん全部外に出してる、とのこと。
しばらくすると機関車が戻って来ました。
資材を片付けて、全部車庫へ戻ってこの日の作業はおしまいです。
お疲れさまでした。
いやぁ、ええもん見ましたわ。たまには、南の島で、ぼーっとするのもええもんですなぁ。
ではでは~♪
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